パーフェクトヒューマンのネタバレブログ

漫画「パーフェクト ヒューマン」のネタバレ・結末・試し読み・あらすじ・感想をまとめたブログ。

パーフェクトヒューマン(漫画)ネタバレ結末 第6話 高橋一仁

世良優人の天才エピソードで沸き返る世間。スポットライトを浴びる「成功者」として話題になっている優人のスキャンダルを狙うジャーナリストたちの存在がありました。

「伝説」を作り出す計画を順調に進めていた優人の足をすくうために、偏執的な記者・浦部が「怪しい臭いがプンプンします」と優人をロックオンします。

 

「パーフェクト ヒューマン」第6話あらすじとネタバレ

下衆ネタがジャーナリストの飯の種

「週刊文秋編集部」の新人・平田は、テレビで大絶賛されている話題の天才である世良優人のニュースに夢中になっていた。

オリンピック代表に内定したマラソン選手でさえ「彼に負けたことで今の自分がある」と、過去の優人の天才エピソードを披露し、雑誌ではボクシングで異例の3戦日本タイトル奪取、司法試験最年少合格、さらには溺れた女性と子犬を助けたという心温まる人間味あふれる話まで披露されていた。

「こーゆー成功者の下衆な一面を暴いてこそ、うちの雑誌は売れんだよ!」

感心ばかりしていた平田は、編集長に怒られてしまう。ジャーナリストは光に目を向けず、影を見ろ、と。

エース記者の助手になる

編集長は平田を「大スクープ連発のエース記者」の助手につけて、修行をさせると言い出す。

会社も特別扱いしており、出社してくることはめったにないというのだ。しかも「ドヘンタイ」だという。

常人離れしたところがあり、人の不幸は中毒になるほどの幸福感をもたらし、成功者を自分の力で転落させることが生きがいだという男だ、というのだった。

そんな話を聞いて、ものすごく不安になる平田。

たしかにドヘンタイだった

ボロアパートに着くと、散らかった汚い部屋で一心にテレビを見つめている男がいた。

ちょうどその番組は、そのエース記者・浦辺がスクープしたネタだという。

テレビ画面の中では浮気を暴露されて涙ながらの記者会見を行っている女優の姿が。

「実にイイ表情ですねぇ・・・惨めで悲愴に満ち満ちています」

「最高です、偽善者の泣き顔♪」

テレビで泣き崩れる女優を見ながら、コーフンする浦辺。噂通りにまごうことなきドヘンタイだった。

浦辺の助手として世良優人のネタを追う

異様な姿を見せても動揺することなく、ウェットティッシュでササッと拭いた手で、平田に握手を求めてくる浦辺。

(いやあ〜!!さっきまでアレ握ってた手で!!!)

内心最高に嫌がる平田だったが、世良優人の話題になると平静に戻り「怪しい臭いがプンプンします」という。

しかも平田に対して「顔のわりにまるでモテない人生だったでしょう?」と失礼極まりない言動をかまし、自信ない、こんな人と毎日過ごすなんて・・・と平田は暗澹とした気持ちだった。

遠藤一華への取材

不安でいっぱいな平田だったが、ジャーナリストとしての浦辺は一流でしかも勘が異常に鋭かった。

すでに世良優人のネタは追っており、「遠藤一華」という若い女性にたどり着いていた。

帝大内で彼の悪事を暴露した、という。だがその時間帯は優人に完全なアリバイがあり、ストーカー女のデマだとして誰も信じなかった。

「たとえば、世良が二人いる可能性もありえますよね? 実は一卵性双生児だとか」

双子の兄弟がいるが意図的に出生届を改ざんして、一人の人間として受理しているのでは、と浦辺は言い出したのだった。

まさかそんな推理小説みたいなこと、と平田は信じなかったが、実際に遠藤一華に会ってみると「被害者」としか思えないないような憔悴ぶりだった。

「帰って!もう思い出したくない! どうせ誰も私の言うことなんて信じてくれない!」

そう叫ぶ一華に、「僕は信じてますけど。あばいてやりましょう、ヤツの本性を」と浦辺は語りかけた。

そして浦辺は一華から「世良は右利きのときと、左利きのときがあった」という情報を得て、ますます自説を信じ始める。

「想像しただけでたまりません。はやく見たいなあ〜あなたの惨めな姿を」

世良優人の写真を見ながら、浦辺は優人が転落する瞬間を夢見て妄想を続けていた。

「パーフェクト ヒューマン」第6話の感想

今回出てきたニューキャラクター・浦辺は、かなりヤバイ系なジャーナリストで、一気に真相に迫ってしまいました。

浦辺の「双子説」は当たらずといえども遠からず、といったところで、実は「5人もいた」なんて知ったら・・・もっと喜びそうですよね(笑)

第一話で出てきた遠藤一華はその後、すっかり意気消沈してトラウマに悩まされてゲッソリと痩せていました。助けてくれたほうの優人は「左利き」で、ボクシングの試合で会ったときの優人は「右利き」。

この情報だけでピンとくるなんて、浦辺、コワすぎです。浦辺の部屋には優人の写真がベタベタ貼られており、それを見ながら「はあ、はあ」とジャーナリスト魂に燃える(?)

さすがにこんなのに狙われているとはまだ知らない優人たちですが、次回かなり衝撃的な出来事が・・・

 

 第7話感想

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